マティスの切り絵の組み本の実物を見れるから、と和歌山県立美術館に出向いた。
彼は高齢での大きな手術で体力を落として大作を描くことができなくなり、切り絵の創作を始めたと聞いた。
けれど、年齢を感じない素晴らしく快活な作品。かつ、接して元気になる作品。
私自身も一日に数時間しか作業ができなくなったことを理由に最近設計事務所を閉めた。だからか、彼の気持ちが想像できる気がする。
ただ、まだ私には長い時間をかけずに完成度を上げる、かつ楽しめるメソッドが、見つかっていない。とはいえ、もう少し長い目で見てみましょう。