DUNEの第2部の中盤。「ん、ん??」と目を凝らしたら、スカルパのブリオンヴェガの内部であった。
この表紙にある開口部の横をシャーロット・ランプリングが通り過ぎる。
アイヌ民族博物館に置かれたイヨマンテの熊。博物館の室内はなんだか落ち着きのないワンルーム型の展示室で、どう撮っても写真がmessy...
けれども、今にもこの熊が動きそうなほどのリアルな再現でした。
ところで、この熊、正式なイヨマンテの儀式をされてからはく製になったんだよな。ちゃんと魂を送ってから残された身体をはく製にしたんだよな、そうだよな?そうでないと浮かばれないよ。
山門をくぐった途端に、「空間」と呼んでいいような指向性をちゃんと感じる、そんな境内。その境内の中央の軸線にさらに境内中央の仏殿とその背後の法堂。このシンメトリーの軸線に載るこれら三棟はすべて国宝。その中でもこの仏殿は特段に完成度が高い。
その内部は禅宗様での斗栱と持ち送り、虹梁で構成されていて、均整がとれており、余計なけれんみなどは微塵もなく、見事である。
まったく指向が異なるものではあるけれど、ミケランジェロのラウレンツィアーナの階段を想いだした。それほどに、濃密な場所。
こんなに素晴らしいとは、知らなかった。