小樽の市街地の建物群_あえて「建物」と書く
魅せようと特に意匠を凝らしたわけではないだろう。
けれど...なかなか味わい深いのだ。
もう要らなくなった、あるいは老朽化した部分を除却して、その何かがくっついていた箇所をごく普通のやり方で補修した。
小樽は冬寒いから、熱損失の大きい窓はできるだけ少なくした。
道路正面を増築する際に、2階へ向かう屋外階段や廊下部分もまた室内化したのではないだろうか。その際に、屋根は勾配で納めて、外壁は少しだけ桜色に。その結果、動きがあるようなファサードになった。
地方都市の地場の無名の建物を見ながらぶらぶら歩くのは、いつもいろいろ発見できて、いつも楽しい。