ワーロン紙かな?切り紙でシンプルに飾られた窓ガラスが質素で、なんとも優しく、機会出来た時に一度見てみたいと思っていた。
身長程度の高さのレンガタイル張りのRC帳壁の上に、大きめの磨き丸太を清潔なディテールで載せた、いわば住宅スケールの教会。
華美な装飾や具象的な彫像は無い。メンテナンスに難しい技術を必要としないDIY感もあって、クリスチャンにはまるで関係しない私でも親近感さえ感じる。素朴というか、朴訥というか...妙に懐かしい感じ。
ずいぶん前に訪れたポーランドの木造教会を思いだした。そう言えば、設計者のレーモンドはチェコ生まれだった。ポーランドの隣国。
近隣に住む大工さんがちょこっと修繕や家具の直しをするような。東ヨーロッパの飾らないマナーというか...血筋というか...
もう死語になっているけれど、「ポストモダン」とは理想的にはこういうような、地場や人心に適った正直なものになるべきだったのでは、と最近とみに感じている。