1/22、鳥取市内。寒ビラメをいただいた。
空気が冷えていてほおっぺたがピンと張る。
上五島の焼崎というこの小さな集落にたどり着くには、道路端に小さな落石がそこかしこにばらまかれたような、幅員に余裕のない曲がりくねった山道をレンタカーで延々と走る。離合に手間取るような狭い道だが、一時間以上走る間にすれ違うのはせいぜい数台。
この小さな集落は今でこそクルマで訪ねることができるが、以前は船が唯一の交通手段であって、船でしか行き来できなかった、五島列島に散在するそんな集落のひとつ。
喧騒から離れに離れた、私にとっては夢のなかにだけ存在するような場所。とても静かできれいな湾。
神戸から長崎へ飛んで、バスで佐世保へ向かい、そこからフェリーで上五島。そして、その翌日にレンタカーを借りてやっとのことたどりつく。こんなにも遠いところなのだけれど、ここの静かな海を思い出すと、またいつか、と呼ばれているような気さえする。
秋田には今も白井の建築がいくつか残されている。東京に住んでいた時期に行きそびれたままだったので、数年前の雪の少ない冬の終わりに、秋田を巡ることとなった。 四同舎。名前の由来は不勉強ゆえ知らない。 白井晟一の作品群の中でも、どちらかといえば扱いの少ないものの一つと思う。現代的に言え...