ポーランド南東部に散在するいくつかの木造教会とsanokの小さな広場。
木造教会群は世界遺産に登録されているけれど、日本で傑作とされる多くの木造建築に見られるような匠の技を見つける建築ではない。今も近所の大工さんが暇を見つけてちょこっと修理するようなそんな代物。
けれど、大地から生えてきたような独特の形態や小さな窓しかない暗い堂の粗削りな家具や彫刻や調度品がものすごく濃密な場所を作り出していることにとても感銘を受けた。東北のいくつかの古寺や白井晟一を思い出した。
白井晟一の言葉を借りれば「細い棒を鼻やあごの上に立てて見せるこまかい芸当」などでは一切ない。
さて、当時はほとんどお客さんがいなかった。今はどうなんだろうか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/マウォポルスカ南部の木造聖堂群