昨年末に、景気が悪いけれど悩んでもしょうがない、エエイとばかり、LAに行った。
ドーナツ屋....まま。いわゆるダック建築。まだこんなのあるのかぁ、という感じ。日本にもたくさんあるけれど。
本当にオイル掘ってる。LAX近く。
それにしても、LA近辺のフリーウェイの車の多さ、その半分以上がいわゆるアメリカンサイズのピックアップや大型のSUV。日本で見かけると、ファンの方には申し訳ないが、無駄に大きいとしか思わない。
けれど、本国の狭いレーン、それも6車線もあるフリーウェイで大挙して走っているのを見ると、少し恐怖感を感じた。緊張して運転しているからか?阪神高速よりも狭いレーンかなと思ったからだろうか?また、飛ばす車は150kmくらいで走っているからだろうか?レンタカーの極端なアンダーステアからか?数日で慣れたけれど.
LAのMid Wilshireという地区の感じのいい住宅街。ハリウッドのショービズで働く人が多いらしい。今も個人住宅として使われているのはもうすでに非常に少なく、ほとんどがアパートメントにコンヴァートされていると聞いた。いわゆるスパニッシュスタイル、けれど、スペインの都市住宅ではなく、田舎家風。ていねいにメインテナンスされているものも多く、見ていて楽しい。ディテールもきちんとしていて、スペインに由縁のある大工さんが一生懸命作ったんだろうなという感じ。今も木製の建具が使われている建物が多く、ああ、日本では無理だなぁ、暑さ寒さがカリフォルニアとは違うから。いや、アルミサッシュが安すぎるせいか?木製サッシュが高すぎるせいか?
それにしても、歩いていて楽しい住宅街の、日本にはなんと少ないことか
これは、オーナーが建築マニアで、内外ともリニューアルして近隣のアパートメントより家賃がずいぶん高いらしい。マニアなのはよくわかる。正しく、ウィーナーセセッション。よく出来ている。ディテールも日本でありがちな、洋風にしてみました、というような野暮ではなく、きっちりと、正確に模倣している。きっちりとまねるなら、中途半端な独創よりもずっと良い。ウィーンにあってもおかしくないほどに、丁寧に作られている。
ただ、カリフォルニアの強烈な日差しは、ウィーンのそれとずいぶん違うので、ウィーナーセセッションのけだるい印象はまったく感じない。写真はなぜか少しハレーション。
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