20191220

20191206

50年前でした、小学生の頃。

 


海市

大分で磯崎氏の特別展観る。

そこそこ面白いけれども、そこまで。

Boltanskiを昨日観た者には現実との関係が希薄に感じます。




20191114

長崎のBoltanski

Boltanskiを見に長崎まで来た、大阪で見忘れたから、と贅沢なこと。

大阪中之島で見なくて良かったと思うほど、落ち着いた場所、観客の少なさはありがたい。

記憶を扱うBoltanskiだから、長崎は打ってつけだな。

素晴らしかった、感涙もの。




20191024

那覇市民会館

部分的に改修保存するらしい。

竣工は1970年、沖縄返還直前で、当時の地域主義のメソッドを用いた快活な意匠。大部分は撤去されるだろうことは淋しい。

赤瓦や琉球石灰岩を多用するだけで安心したような近頃の軽い受け狙いの沖縄スタイルとは根本的に格が違う。




20191023

那覇市役所

いつもは前を通り過ぎるだけだったけれど、今日はディテールも見学。

設計者が愛情持って送り出したことがちゃんと感じられる。施工精度もすこぶる良い。お金を払うだけではこんな良好な現場はできません。

出隅の処理、面の分割、プリーズソレイユによるダブルスキンなどなど、丁寧に考えられていて、飽きない。

このセットバックしていくヴォリューム操作は、沖縄の城、グスクのシルエットを持たせたかったのではないのかな。



 

20191013

昼の家、夜の家

Olga Tokarczuk

She was prized Novel award this week.


This is Japanese edition of one of her novels , " House of day , house of night " ...so appreciated with

her imagination based on realism.


I had been recommended to read this by one Polski a few years ago, whom I had met her in Krakow.

I would like to know how she is recently, who had a correct prediction.



 

20190925

国宝 浄土寺浄土堂

堂内はnophotoですが、柱梁が格闘しているかのような様は、実に逞しい。

軒先が一直線、屋根の反りは無し。

類い希な意匠だけれど、ギリシャのいくつかの神殿に匹敵する完成度と思います。


人間界に疲れたら、会いに行く旧友。




20190909

弱々しい小さな芸術



石田徹也、マドリッドでの回顧展、30万人を超えた、と。

社会が行き詰まった時に、隣国をこき下ろして溜飲をみる国と、弱々しい小さな芸術にシンパシーを感じる国。

どちらが真摯に現実を見ていますか。

https://www.asahi.com/articles/ASM7Q0FRLM7PULZU00P.html



コンピューターにはアフリカが足りない。

雑誌WIREDのアフリカ特集の冒頭で、ブライアン・イーノがこう言ったと紹介されている。

" コンピューターにはアフリカが足りない。"

イーノのこの言葉は深い。




20190726

greek revival

夕方に倉敷に到着。

大原美術館のgreek revival、棟にアカンサスまであり。

しっかり学んで模倣したものは、価値がありますね。




20190704

ガン手術経験者

昨日は手術後6か月の定期検診で、兵庫医大に。

再発もなく、順調に右肺が拡大しているとのこと。これから当分は再発の有無を3か月ピッチでモニタする、ガン手術経験者みんなそうらしいけれど、あぁあ。

本当はガンになったことなんか、忘れたいんだけどね。

これまで以上に、

行きたいところにはすぐに行きます。

見たいものはすぐに見に行きます。

そして、大事な家族や好きな人には、機会ある毎に、ありがとう、と伝えないとな、と思います。




20190630

GOMORRAH

どこで知ったか忘れましたが、ナポリのScampiaをベースにしたドラマ。

Scampia, 大変大変危険な場所で。


日本にはドラマ配信が入ってきていないので、AmazonUKに注文、そうして届く。

英語字幕しかないけど、ほとんどAI翻訳でしょう、私はすごく頭つかいますが。

徹夜してもDVD12枚、観てしまいたい。




20190610

ロスコルーム

先週末の土曜日の夜、池袋で集まりがあるからと、出掛ける。朝に成田まで飛んで佐倉にある美術館に向かう。#ロスコルーム、10年ぶりかな。

川村記念美術館では今一切nophotoなのですが、以前はずいぶんラフでした。テートでの事件あったからかな、警戒中。

高村薫のロスコの表紙と、ずいぶんぶりに復刻のロスコの絵画論。


川村のロスコルームは高野山の火炎曼陀羅みたいに感じます、モダン絵画でありながら、宗教画、乱暴な言い方だけれど。

なんでうちの古机と色合ってる?


20190427

春のアカンサス

ギリシャアテネではいたるところに自生しているアカンサス。

建築様式を学んだ者なら、コリント式のモチーフとして知っているはず。

大きな葉は50cmくらい。大した手入れをしないけどすこぶる元気で、今日気がついたら沢山の花茎が立ち上がろうとしている。例年初夏へ向けての楽しみです。




20190424

平成最後の

昨日は大学での講師の日でした。来週はGWでお休みなので、次回は再来週。

ということは、昨日は、平成最後でありました。

明日から平成最後が目白押し。

平成最後のうな重とか、平成最後のしっぺ返しとか、平成最後の.....以下、略


20190422

変魚路、見てみたいけれど

変魚路、見てみたいけれど、DVDなど無し。


出演の石川竜一に興味持って、彼の写真作品集買いましたが。

木村伊兵衛賞とってます、と聞いたから期待したけれど、...




20190405

鬼岳

火山です。 



堂崎天主堂

フランス人の初代司教が設計、鉄川与助が施工、と伝わっている堂崎天主堂。穏やかな海に面した静かな場所。

建築意匠は凡庸だが、とても趣ある場所。

それよりも、離島の、さらに奥まったこんな場所で十数世代に渡る秘密の信仰があったことこそ、幾重にも驚く。





20190404

親和銀行大波止支店

長崎港で五島列島行きの高速船を待つ。近くに白井晟一の親和銀行大波止支店、35年ぶり。初めて訪れたのは、大学院研究室のゼミ旅行ではなかったか。



20190313

チェイサー無しでは、倒れます

与那国の60度花酒で、晩ご飯を閉める。

むちゃくちゃおいしい。

チェイサー無しでは、倒れます。




沖縄ヴァナキュラー

名護のはずれ。沖縄ヴァナキュラー。

下手なデザイナーは降参すべし、と凄い魅力を発散している。



 

20190310

"光りの墓"

アピチャートポン監督の"光りの墓"。タイの東北部イサーンはこんなに優しい風土なのか、と驚く。タイ語の優しい声音もあいまって。

非常に美しい映画。何度も見直すだろう。




20190226

明日から還暦の本厄

今日は59歳最後の日、明日から還暦の本厄年。芦屋神社で厄払い祈祷をしていただく。

昨年の前厄では大きな手術をしたので、もう勘弁です。

頼むぞ、おい。




20190222

カンムリワシの幼鳥

カンムリワシの幼鳥で、人の目にはめったに触れない、と地元のおじいちゃんが指差して教えてくれた。バンナ岳近くの林道にて。




20190209

手術跡みたいなフォンタナ

昨年冬に右肺に初期の肺がんが見つかった。患部が2箇所で切除は難しいのではとの当初の所見であった。が、精密検査を重ねて、セカンドオピニオンでは切除可能となった。年末ぎりぎりに右肺を大きく切除する手術を受けた。昨日の術後の検査では順調に回復しているとのこと。肺の容量が大きく減ったので、すぐに息があがる。まだ体調は回復途中だが、がん患部切除に成功したことを喜びたい。

画像はフォンタナのいつものやつ。手術してからはこんな手術跡みたいなフォンタナは見たくなくなった。





20190205

My Life As a Dog


一年に一度は見返す映画。

普段は忘れているのに、なぜか大事に想いだす。

世界がもっともっとばらばらで、寛容なはずだった頃。


20181120

AIが人間を超える

血の匂い、酒の臭い、女性の汗の匂い。

欠点だらけの人間。

AIが人間を超える?、いったいどこの星の話しでしょうね?




20181016

二匹のオスプレイ

二匹の虫に見えるもの、水平飛行中のオスプレイ二機。沖縄市郊外の上空。糸満方面へ向かっていた。




20181007

夜もふけたので

夜もふけたので、岡本太郎を読みます。

司馬のは、参考、既読。

ゲイジュツはバクハツだ、なんてウケ狙いで言ったけど、岡本太郎の文は本物ですから。

そんなオッサンに私はなりたい。




20180923

Homo Deus

My concerns...Homo Deus >>> Sapiens

Today I got 2 volumes of Japanese editions. I really waited for.

I start to read.




20180921

学生たちに、幸あれ

今日は大学での非常勤講師の曜日。若い学生と話すのは心底楽しい。私が通った道を諭すのではなく、私が見過ごした道を一緒に散歩する感じ。こんなに面白いことができるのですね、と目をキラキラさせる学生を眺められるのは、実に幸せなこと。

学生たちに、幸あれ。

 

Willie Weeks

19:50あたりからの、


Willie Weeks のベースソロ、何でこんなにかっこいい?

40年以上前の私のFender のJazz Bass、近々、フルレストアに出してみよう。ついでに、小さなベーアンも買うもんね。

 

20180907

芦屋浜にて

芦屋浜にて。

流れ着いたコンテナ。これ以外にも多数あり。

先に見えるクレーンのあたり、六甲アイランドからだろう。

あらためて、ひどい台風だったと感じます。今も復旧中に方々にはお見舞い申し上げます。





20180826

古の”ゆるキャラ”

橿原へ行く。

古墳時代の埴輪の一種だそうで、高さは小さな大人くらい。

縄文の生命感漲る発露はまるで感じないが、日本列島で初めてのごく小さな都市化の遺物と考えると、興味深い。

権力者の墓の副葬品として "ていねいに" 埋設されたこれが、ゆるキャラの一種に見えてしまうのだけれども。

私の印象、変でしょうか?




20180714

All Names

Wenders "Pina" のサウンドトラックから。

Miles 好きの方からしたら、少し弱いかもしれないけれど、十分好きです。私は好きです。

これから仕事場の掃除、要らないものをどんどん捨てる。どんどん。。。

で、ビートの強いこの ”All Names” 曲はもちろん、タイトルが凄くカッコいい。




 

20180710

Our Guitar is David T Walker!!!

もう30年以上前、東京に住んでいたころ、事務所近くに青山のBlueNoteがあって、R&Bのショーを見た。ヴォーカルメインでバックバンドが一緒に来日。誰が歌い手だったのかはもう忘れた。

バックバンドのギターは少し抑え気味だったけれど、非常に良い。でも、David T Walkerのような特徴あるギターフレーズなので、「影響受けた人なんだ。」と思っていた。そのうえ、セミアコ弾いて、あごひげもあるし。

ショーの最後にメンバー紹介があって「Our Guitar is David T Walker!!!」....ええええ~~~~





 

20180705

芦屋市に大雨


芦屋市に大雨、洪水警報。 30分前の阪神芦屋近く。まだ、河川敷には至っていないけれど、上流から不意の堆積物が流れ込むと...


20180704

老兵は消えゆくのみ

機能一途の建物は見た目もすがすがしくて、威張らないし、飾らないし。 

そんな建物がめっきり少なくなりました。 老兵は消えゆくのみ、でしょうかね。




20180618

八重山の唄の聞き過ぎでしょうか

石垣島に視察。翌日一人で、パンナ岳に上る。 先に竹富、もっと先に西表。 海と空が水平線でくっついてとてもきれいなのだけれど、なぜかいつも哀しい気持ちが湧いてくるのは、八重山の唄の聞き過ぎでしょうか。




20160324

Newaarch_Denmark

デンマークの地方都市の建築学校の国際コンペ。

先月の締め切りに間に合わず。




20150731

アテネに想う

森田慶一の「西洋建築入門」(実は神戸大学建築学科の教科書であった)の序文には、

“...ヨーロッパ文化の一事象としての建築をいうのである。したがって、このヨーロッパは文化的なひろがりにおいて捉えられているのであって、地理学的な一定の境域を意味するのではなく、歴史的形成のうちに成るヨーロッパである。”とある。

ヨーロッパ建築史は新古典主義がフランス、イギリスに生まれた頃に作られた歴史観であり、上記の森田教授が述べるように「歴史的形成」の上の、言い換えればヨーロッパという概念を強化するためのヨーロッパ建築史であるとも言える。「西洋建築入門」の章立ても古代ギリシャから始まり、古代ローマ、初期キリスト教建築、ロマネスク、ゴシック、イタリアルネサンス、バロックを経て、新古典主義、アールヌーボー、20世紀初頭の近代建築を最終章とし、地理的、民族的な一貫性はない。また、ヨーロッパに少なからぬ影響を与えたシリアやエジプト、ビザンチンといった建築には若干の記述があるのみである。

新古典主義の時代に最強の国であった大英帝国をはじめとする諸国は、あくまで好意的に捉えればであるが、これらの数千年の文化継承の大義を理解し、引き受ける寛容さと努力を持っていた、と考えられるのではないか。

現代ギリシャの再興に各国の政治的思惑があったとしても、ヨーロッパという固有名詞を括弧付の「ヨーロッパ」へと、オリエントに対抗する一地方のヨーロッパを越える普遍的な「ヨーロッパ」へと。

さて、現状のEUはどうか。

物質的な均質空間/流通機構が専横し、精神としての普遍への希求に疲れ、北ヨーロッパの価値観でだけでギリシャを糾弾しているように見える。

フランコ・カッサーノは「南の思想」において、次のように言う。

「その仮説とは、「南」の近代化は不完全で不十分なものなのか、そうではなく、むしろそれだけが唯一可能な、現実の近代化ではないのか、というものだ。」

「ヨーロッパ」の普遍主義は原理的に、遅れているもの、弱いもの、生産力の低いものをあらかじめ要請しているのではないか、ひいてはこれがヨーロッパを疲弊させているとても大きな原因ではないかと私には受け取れる。



写真はアテネの国立考古学博物館の中庭にあったギリシャ彫刻。

昔火災にあったのか、それとも海水にでも浸かっていたのか



20150702

2015 Athen_0

先月、ほぼ30年ぶりのアテネ。

プラカ地区は様変わりしていた、観光客向けに。

今日もアクロポリスは観光客の「巡礼」で大混雑だろう。

そして、帰国直後に彼の地は緊急事態。来週の住民投票の結果は世論を二分することになるようで、あのおおらかな人たちが互いにいがみ合うようなことにならないように、心から願う。







20150206

Hagia Sophia

異なる性状のいくつかの空間がここを起点にしている。

量りきれないほど、思念が届かないほど。





20141019

「これが沖縄の生きる道」を読む


仕事とプライヴェートを含めてもう20回以上は訪れている沖縄。私自身、特別な感情をもっている場所である。

「これが沖縄の生きる道」を読む。

前半。

沖縄の状況分析は、ああやはりそうなんだ、と感じ入るところ多い。

自身の経験でも、那覇の裏通りで地元人と話したり、目取真俊の「虹の鳥」や大城 立裕の「恋を売る家」を読んだりすると、一筋縄ではいかない沖縄の政治的複雑さ、ひいては日本という国の同じそれを感じざるを得ない。中上健次は同様のものを新宮の路地から見たのではなかったか?


後半。

国際通りの景観の陳腐さを各地権者間の意思統一や協議が無いから、不統一で陳腐であって、とある。どうだろうか?不統一で陳腐であることは、そんなに沖縄に不似合いだろうか?

クラブメッドは要らない、とすれば、その処方箋は統一感ある沖縄的景観?

いくら表面を統一させたとしても、観光客向けの観光地としての景観なのだから、一種のフェイクであることだろう。

今年のプラハで感じたように、世界中の観光客へ媚びへつらった、いわゆる景観のディズニーランド化は仮に商業的な成功を伴ったとしても、それはプラハの必然的結果なのだろうか?違うと思う。





20140906

Dance of Reality


ホドロフスキーのリアリティのダンスを観る。

彼の出自と生い立ち。彼を苦しめ、そして成長させたもの。あの齢になってまでも引きずってきたのか。ホドロフスキーの実の息子たちを出演させてまでこの映画を撮ったと聞いた。

何曲かRosita Serranoだろうと思う。当時のチリを描くには欠かせないのだろう。Naziと結びついた歌い手というような扱いではなかったが。





20140719

2014_Prague_b スグラフィット

 

プラハ旧市街広場で見かけたスグラフィット。






クラクフのこれもそれだったと思う。



バルセロナのこれもか?



我々の時代には装飾と建築あるいは街との優雅な関係はもう望まれていない、悲しいことに。

そして今日もシリアのダマスカスで破壊され続けている建築群。装飾が無ければそれらの建築はほぼ評価不可能だろう。けれど、装飾どころか、すでに世界遺産のいくつかが爆撃で破壊されたと聞いた。言葉にならない。


錦鯉の里_小千谷市