20231205
台北表演芸術中心
20220823
20220818
熊野の花の窟神社
日本書紀にて、イザナミノミコトが埋葬された熊野の花の窟神社。まあ、神話ですが。
ご神体はこの巨石。
古代の人々が、なんか凄いな、と感じてお祀りして差し上げて、昨日の私もまたやはり、なんか凄いな、と感じる。
時おり、古代は遠くないな、と感じることがあるのです。
20220812
神子畑選鉱場跡
兵庫県山間部の鉱山ー精錬所の産業遺構。
大きな円形の屋根は沈殿プールを支持するコンクリート製のスラブ。
こんな産業遺構に対しての、新しい活用事業プログラムと構造物改修のアイデアを求めるコンペティション、ないかな。新築の建物がブランドニューのコンセプトを纏って何やかやすべてを一気に解決できる、と思えるような時代ではないと思うから。
ヨーロッパやUSではそんなような地道なコンペティション、時々あるんだけど。
20220804
ヘリオス酒造の黒糖酒
数年前のコロナ前、名護のヘリオス酒造へ見学に行って、この黒糖酒を名護本社からたくさん送ってもらおうとしたのだけれど、本社のそのショップでは、たくさん造らないので今切らしています、と言われました。
言い替えれば、時々造りますからその時に買ってね、と。
沖縄の夏にも合うのだろうな、ゆる~いなが~い酔いを、この黒糖酒はもたらしてくれます。ずいぶん本島に行かなかったので忘れてたら、ヘリオス酒造はこの黒糖酒の製造をどうやら止めるようで、すごくすごく残念。
ラベルのレタリングもいいよな。
20220617
マティスの切り絵
マティスの切り絵の組み本の実物を見れるから、と和歌山県立美術館に出向いた。
彼は高齢での大きな手術で体力を落として大作を描くことができなくなり、切り絵の創作を始めたと聞いた。
けれど、年齢を感じない素晴らしく快活な作品。かつ、接して元気になる作品。
私自身も一日に数時間しか作業ができなくなったことを理由に最近設計事務所を閉めた。だからか、彼の気持ちが想像できる気がする。
ただ、まだ私には長い時間をかけずに完成度を上げる、かつ楽しめるメソッドが、見つかっていない。とはいえ、もう少し長い目で見てみましょう。
20220601
20220520
20220513
あれから50年
当時上町台地の西端に住んでいたので、北西の千日前の空が深夜に真っ赤に染まっていたのを憶えている。
親友の一人はこの事故で父親を亡くした。その後、特段の言葉を交わすことなく、彼はどこかへ引っ越していった。経済的な大黒柱を失ったから、親族のどこかへ身を寄せたのだろう。
あれから50年か。
彼が今日どこかで元気にいてくれることを願う。
https://mainichi.jp/articles/20220512/k00/00m/040/225000c
20220303
ポーランド南東部に散在するいくつかの木造教会
ポーランド南東部に散在するいくつかの木造教会とsanokの小さな広場。
木造教会群は世界遺産に登録されているけれど、日本で傑作とされる多くの木造建築に見られるような匠の技を見つける建築ではない。今も近所の大工さんが暇を見つけてちょこっと修理するようなそんな代物。
けれど、大地から生えてきたような独特の形態や小さな窓しかない暗い堂の粗削りな家具や彫刻や調度品がものすごく濃密な場所を作り出していることにとても感銘を受けた。東北のいくつかの古寺や白井晟一を思い出した。
白井晟一の言葉を借りれば「細い棒を鼻やあごの上に立てて見せるこまかい芸当」などでは一切ない。
さて、当時はほとんどお客さんがいなかった。今はどうなんだろうか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/マウォポルスカ南部の木造聖堂群
Sanok
2013年にポーランド南東部にあるいくつかの木造教会を尋ねようとkrakowでレンタカーを借りた。ハーツレンタカーで「ウクライナに入国しないこと」と誓約書を書かされた。手続きしてくれたお兄さんに理由を尋ねると、警察の腐敗がひどいから、もし事故を起こしたら、ウクライナ語かロシア語に堪能でない限り、法外な賄賂を要求され、もちろんクルマの修理代もポーランドの数倍取られるから、と言っていた。
けれど、ウクライナはそれから大統領が代わり、今のゼレンスキー氏に代わって国民の大多数が必死で公平な社会を作ろうとしている最中であると思う。前近代ままのロシア政府に再度牛耳られるような社会への逆戻りなどまっぴらだろう。なんとか、早く収まってほしい。
写真はウクライナ国境から20kmほどに位置するsanokという小さな町の民族学博物館。ロシアイコンの豊かな収集があると聞いて、イコン好きの身として、立ち寄った場所。こんなに多数のイコンを見れることなど、日本の企画展ではまずありえない。本当に楽しめた。
このsanokにも、今はウクライナから避難してきた人々がいるのだろうな。この美術館に隣接する小さな広場を思い出す。
一喜一憂とは情けないものだ
昨日から予防的抗がん剤治療の後半に入った。副作用は依然続き、休薬期間中にもバックラッシュのように再発生するのもある。また、後半に入って初めて発生しがちな副作用もあるらしい。
副作用のその日の加減によっては、あともう半分で終わり~、と口笛吹きたい気持ちの日もあれば、まだもう半分お努めが残ってるのか、ほんとにこれで終わりだろうな、と疑心暗鬼がむくむく起こってくる日もある。こんなふうに、日々、気持ちはぶれる。一喜一憂とは情けないものだ。
遠い処を見ることだな。
20220124
当分は怠惰に生きてやろう
昨年末にがんの再発が見つかり、切除した。
今年に入ってから抗がん剤治療を開始した。緩いものではあるが、それでも様々な副作用のオンパレードで、これから数カ月付き合わなければならない。
その後のことは、いまはあまり明確ではなくて、その都度、最良の方法を探っていくようだ。
世界中には今この時、抗がん剤治療患者が何十万人といることだろう。皆それぞれの毎日にそれぞれの不安と希望を抱えながら、乗り切っていく。
とはいえ、治療を受けられる状況にいられること、このことだけでもおおいに感謝すべきだろうな。
そして、当分は怠惰に生きてやろうと思う。
20210811
Hotel Grandpa 淡路島
昨日は法定の完了検査、来週引き渡し。肩の荷が下りた。
関係者の方々、深謝いたします。
あえて単純に見えるファサード構成を下敷きにしながら、3列の開口部はすべて奥行きが異なる。このファサードを見ながら歩くと、この建物の奥行き方向と白い正面を同時に知覚する。私なりのスーパーフラット構成は目論見通りに成功。
もうすぐ淡路島洲本のブティックホテルとしてオープンします。
20210715
20210624
庭に小さな梅の木
庭に小さな梅の木があるので、梅の実がなります。今年の2キロほどの梅の実は梅干しにしますが、傷のある実は除きます。でも、これらの梅の実を嗅いでみると、桃のような、ビワのような、優しく、ほのかに甘い香りがします。知りませんでした。
20210503
20210331
20210316
20210315
20210201
20210118
20210113
20201117
About Endlessness
コロナウィルスに対して集団免疫を目標と、我が道を進んでいたスウェーデンも来週からは、公共空間に制限をかけるようで。
と、そんなところで、Roy Anderssonの新作が今週から神戸で封切り。
いつ観に行こうか。
20201003
"おひさしぶりです。"
いつも散歩で立ち寄るガーデニングショップの屋外売り場を歩いていると、後ろから声をかけられた。
"おひさしぶりです。"
振り返ると誰も居らず、このクロトンがいた。
そうだよな、この1年間、八重山に行ってないからな。
20200704
20200415
野菜の楽器のオーケストラ
10年ほど前にCDを買った。彼らは今も活動中らしい。
新鮮な野菜で楽器を作って、小さなオーケストラを編成。
その演奏会の後、楽器として使った野菜をスープにして食べちゃう。
すごく素敵なイベント。
でも、ニンジンやダイコンはよく洗わないと。
20200405
20200306
20200220
Dis-impossible architecture
Dis-impossible architecture 展 大阪で。
いやぁ、Metabolism関連は特に面白かった。コールハースや八束さんがmetabolismを再発掘してくれたおかげです。
それにしても、展示室はどうしてno photoなんだろうか?建築のドローイングや模型そのものは作品でなく、資料でしょうに。
で、youtube探したら、展示室で流れてたPierre Jean GilouxのCGを見つけた。
13:07~24:01。
磯崎さんの空中都市を下から見上げるのだが、まるでトムクルーズ主演の映画「宇宙戦争」のtripodみたいに見えた。
20200217
20191220
20191206
20191114
長崎のBoltanski
Boltanskiを見に長崎まで来た、大阪で見忘れたから、と贅沢なこと。
大阪中之島で見なくて良かったと思うほど、落ち着いた場所、観客の少なさはありがたい。
記憶を扱うBoltanskiだから、長崎は打ってつけだな。
素晴らしかった、感涙もの。
20191024
那覇市民会館
部分的に改修保存するらしい。
竣工は1970年、沖縄返還直前で、当時の地域主義のメソッドを用いた快活な意匠。大部分は撤去されるだろうことは淋しい。
赤瓦や琉球石灰岩を多用するだけで安心したような近頃の軽い受け狙いの沖縄スタイルとは根本的に格が違う。
20191023
那覇市役所
いつもは前を通り過ぎるだけだったけれど、今日はディテールも見学。
設計者が愛情持って送り出したことがちゃんと感じられる。施工精度もすこぶる良い。お金を払うだけではこんな良好な現場はできません。
出隅の処理、面の分割、プリーズソレイユによるダブルスキンなどなど、丁寧に考えられていて、飽きない。
このセットバックしていくヴォリューム操作は、沖縄の城、グスクのシルエットを持たせたかったのではないのかな。
20191021
20191013
昼の家、夜の家
Olga Tokarczuk
She was prized Novel award this week.
This is Japanese edition of one of her novels , " House of day , house of night " ...so appreciated with
her imagination based on realism.
I had been recommended to read this by one Polski a few years ago, whom I had met her in Krakow.
I would like to know how she is recently, who had a correct prediction.
20190925
国宝 浄土寺浄土堂
堂内はnophotoですが、柱梁が格闘しているかのような様は、実に逞しい。
軒先が一直線、屋根の反りは無し。
類い希な意匠だけれど、ギリシャのいくつかの神殿に匹敵する完成度と思います。
人間界に疲れたら、会いに行く旧友。
20190912
20190909
弱々しい小さな芸術
石田徹也、マドリッドでの回顧展、30万人を超えた、と。
社会が行き詰まった時に、隣国をこき下ろして溜飲をみる国と、弱々しい小さな芸術にシンパシーを感じる国。
どちらが真摯に現実を見ていますか。
https://www.asahi.com/articles/ASM7Q0FRLM7PULZU00P.html
20190726
20190704
ガン手術経験者
昨日は手術後6か月の定期検診で、兵庫医大に。
再発もなく、順調に右肺が拡大しているとのこと。これから当分は再発の有無を3か月ピッチでモニタする、ガン手術経験者みんなそうらしいけれど、あぁあ。
本当はガンになったことなんか、忘れたいんだけどね。
これまで以上に、
行きたいところにはすぐに行きます。
見たいものはすぐに見に行きます。
そして、大事な家族や好きな人には、機会ある毎に、ありがとう、と伝えないとな、と思います。
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ワーロン紙かな?切り紙でシンプルに飾られた窓ガラスが質素で、なんとも優しく、機会出来た時に一度見てみたいと思っていた。 身長程度の高さのレンガタイル張りのRC帳壁の上に、大きめの磨き丸太を清潔なディテールで載せた、いわば住宅スケールの教会。 華美な装飾や具象的な彫像は無い。メンテ...